後見人候補者の選び方~知的障害のある方の成年後見~

こんにちは。

許認可申請と福祉の専門家、平松智実法務事務所の平松智実です。

 

知的障害のある息子の後見人をお願いしたいとのご相談依頼を受け、ご本人とそのご両親、私の4人で昼食をとりながらお話させていただきました。

 

成年後見について制度としてのお話や費用の負担についてのお話というのは、私に聞かなくてもインターネットで検索すればわかることがほとんどです。わざわざこのような機会を設ける意味というのは和やかな空間でご両親と知的障害のあるご本人が普段どのような関りをしているか、どのような思いでご本人と接してきたのかを垣間見ることができるということです。これは後見人に選任されてから、意思決定支援をする際の重要な判断材料となります。

 

一見、どうでもいいような思い出話などをしてくださることもありますが、これもご本人のこれまでの生活歴、趣味嗜好の一端を知ることができ後見人として業務を遂行するにあたりとても重要なことだと考えています。

 

逆に後見人を依頼するご両親としても、様々な雑談の中で少しずつ後見人候補者がどのような考えなのか、どのような性格なのかがわかってくるとともに信頼関係が築かれていくと思います。また、このような機会に候補者に対し意向を伝えていくことも良いと思います。このような思いで育ててきたのでこういうときはこのような対応をしてもらいたいなど漠然としたものでも良いのでご両親の“思い”を伝えておくことが大事です。それを基に後見人選任後はご本人にとっての最善の選択をすることになる訳です。

 

成年後見制度の利用が急に必要になり、すぐに申し立てをしなければならないという状況になることもあるとは思いますが、知的障害のある方のご家族の多くは、いつかは後見人を付けなければならないがそれをいつにしようかと考えて適切なタイミングを探しているのではないかと思います。自分が元気なうちはまだ、後見人のことは考えないという方も多くいらっしゃいますが、私は、ご家族が元気なうちからご本人、ご家族、後見人候補者の三者でコミュニケーションをとっておくということが必要あると考えています。

 

語弊をおそれず言えば“保護者の引継ぎ”です。この引継ぎの善し悪しがはご本人の残り数十年の人生の質を左右すると言っても過言ではありません。

 

専門職に相談をしたらすぐに申し立てをしなければならないということではないので、早めに検討していくことをおすすめします。

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